質問コーナー
患者さんから寄せられた質問や、窓口にいらっしゃる患者さんが
疑問に思っている事をいくつか抜粋し、紹介します。お役に立ててください。
 
───── 質問一覧 ─────
 
  1. 食前・食後・食間服用について詳しく教えて!
  2. もし飲み忘れてしまったら…?
  3. 温シップと冷シップ、どっちを使ったらいいの?
  4. とんぷく(頓服)というのはどういう飲み方?
  5. 食後服用となっているので、食事をとらない時は飲まない方がいい?
  6. 錠剤をかみ砕いて飲んでもいい?
  7. 友人の症状と似ているのですが、薬をもらって飲んではいけませんか?
  8. 血圧を下げる薬と一緒に安定剤が処方されたけど、あまり飲みたくありません…
  9. 眼科で目薬を処方されていますが、飲み薬と関係ありますか?
  10. 栄養ドリンク剤を朝と夕に1本ずつ飲んでもいいですか。毎日続けて飲んでも大丈夫でしょうか?
  11. お薬は水なしや寝たまま飲んでもいいですか?
  12. コンタクトレンズ装着時に点眼剤を使用しても大丈夫?
  13. 水以外の飲み物で薬を飲んでもいいですか?
  14. 時々、市販の胃薬を飲むことがありますが、病院で処方された薬と一緒に飲んでも問題ないですか?
  15. 血圧の薬は一度飲んだらやめられなくなると聞いたのですが?
  16. 子供の発熱で病院へ行ったら抗生物質が処方されました。熱が下がったら止めてもいいですか?
  17. 軟膏とクリームの違いについて教えてください
  18. ステロイドの塗り薬は、副作用が怖くてあまり使いたくないのですが・・・。
  19. おくすりで尿の色がかわることがありますか。
  20. お薬は、どのように保管しておけば良いですか?
  21. 消炎鎮痛の貼り薬でかゆみがでます。かぶれを防ぐ貼り方はありますか?
  22. 漢方薬、食前に飲むように言われましたが、飲み忘れた場合食後に飲んでもよいでしょうか?
  23. 便秘がひどく下剤を飲んでいますが続けて飲んでいても問題ありませんか?
  24. 特定保健用食品ってなぁに?
  25. 食べ物の味がわからなくなったと相談したところ胃薬が処方されたのですが?
  26. 会社の定期検診で慢性疾患が指摘され通院することになりましたが、市販薬とのつきあい方はどうすればいいでしょうか?
  27. 赤ちゃんに粉薬が処方されました。どのように飲ませれば良いですか?
  28. ビタミンは、たくさん摂っても害はないですよね?
  29. 花粉症と鼻カゼの違いは?
  30. 入れた坐薬がでてきてしまったのですが、どうしたらいいのですか?
  31. 目薬が2種類出たが、続けて使ってもいいですか?
  32. 風邪でかかったのに、とてもたくさんの薬をもらいました。
    これほど多く必要なのでしょうか?
  33. コレステロールが高いとどうなるのですか?
  34. 医師からもらう薬と、市販薬はどう違うのですか?
  35. 病院でもらう薬にも有効期限ってあるの?
  36. ジェネリック医薬品ってなぁに?
  37. 日焼け止めを使いたいのですが、どんなものがありますか?
 

Q 食前・食後・食間服用について詳しく教えて!

A まず、誤解されやすい事は「食間」の意味です。「食間」とは食べている最中ではなく、食事を終えてから次の食事をするまでの間の事を指します。一般的に食事後2時間と言われています。
その他、
 
食 前 食事の30分くらい前をさします。
食直前 食事をとる直前の意味で、食事と関係させて服用する薬(糖尿病など)に多いです。服用したらすぐに食事をとりましょう。
食直後 食事の直後、食べたらすぐです。
食 後 食事がおわってから30分以内をさします。
寝る前 寝る直前、または30分〜1時間以内をさします。
 
服用時間によって、薬が体内へ吸収される割合が変わってきたり、糖尿病の薬のように、食事をとる事と密接な関係がある薬もあります。きちんと決められた服用法を守りましょう。

 

Q もし飲み忘れてしまったら…?

A 次の服用時間までまだある時は、気づいたその時にすぐ服用しましょう。
次に飲む時間がせまっていたり、時間になっていたら忘れてしまった分はあきらめましょう。2回分をいっしょに服用してはいけません。
ただし、糖尿病の薬は飲み忘れてはいけない大切な薬ですが、食事がとれなかった場合は飲んではいけません。

 

Q 温シップと冷シップ、どっちを使ったらいいの?

A
冷シップ はれて、熱をもっているような場合に、冷やして炎症をしずめます。
ねんざ、打撲など、急性の炎症の時に使用します。
温シップ 肩こり、腰痛、リウマチなど慢性の疾患がある場合に使用します。
お風呂に入った時に、痛みが楽になるような方は温シップがよいでしょう。

 

Q とんぷく(頓服)というのはどういう飲み方?

A

症状のひどい時に必要に応じて飲む飲み方です。連用する為に処方されたのではありません。

  • 解熱剤や鎮痛剤の場合は、胃を荒らす心配があるので空腹時は避けます。
    また、効かないからといって続けて飲んではいけません。最低5〜6時間は間をあけてください。
  • 狭心症や喘息の発作を抑える薬の場合は、乱用は危険です。
    発作が頻回に起こるようなら、すぐに受診しましょう。

 

Q 食後服用となっているので、食事をとらない時は飲まない方がいい?

A

多くの薬が食後に服用するように指示されていますが、これは胃粘膜への刺激を少なくするとともに、飲み忘れを防止する為に習慣的にこの方法がとられています。
薬の副作用で大切なのは「定期的に飲む」ということです。糖尿病薬など食事との関係が密接な薬の場合を除き、食事がとれなくても薬はきちんと飲みましょう。
この時、胃を荒らさない為にも牛乳やクラッカーなど少しでも口にしてから服用すると良いでしょう。




Q 錠剤をかみ砕いて飲んでもいい?

A
糖衣錠

矯味・矯臭あるいは外気との遮断による安定性を目的として白糖で糖衣を施した錠剤

フィルムコーティング錠 不快な味あるいは吸湿防止を目的としてコーティングした錠剤
腸溶錠 胃で溶けないで、腸内で溶けるような皮膜を施した錠剤
徐放錠 薬物の溶け出す速度を制御して1回の服用によって一定時間内に一定量の薬物が持続的に吸収されるように設計された錠剤

かみ砕いて、唾液とともに服用できるようにしたチュアブル錠は別として、錠剤はそのまま飲み込む方がよいでしょう。
コーティングをしていない裸錠は、ほとんどのものはかみ砕いても大丈夫ですが、中にはかみ砕くと、口の中にしびれ感が残ったりするものもあります。
また、飲み込まないで口中で溶かす錠剤はかみ砕いてはいけません。

トローチ 口中でゆっくり溶かして、口腔や咽喉粘膜に直接作用させます。
バッカル錠 唾液でゆっくり溶かして、口腔粘膜から薬の成分を吸収させます。
舌下錠 舌下で急速に溶かして、口腔粘膜から薬の成分を吸収させます。

 

Q 友人の症状と似ているのですが、薬をもらって飲んではいけませんか?

A

病医院から出される薬は「医療用医薬品」といって、医師が一人ひとりの患者さんの症状や体質を診断したうえで用量や飲み方を決める、いわば「オーダーメード」の薬です。これに対して、市販薬は、「一般用医薬品」という正式名が示す通り、一般の人々が自分の判断で自己治療のために使う薬と考えればよいでしょう。

医療用医薬品は、その患者さんだけに合わせて処方された薬です。いくら症状が似ていても全く別の病気である可能性もありますので、他人の処方薬をもらって飲むようなことは決してしないで下さい。




Q 血圧を下げる薬と一緒に安定剤が処方されたけど、あまり飲みたくありません…

A

高血圧などのいわゆる生活習慣病は、身体によくない日頃の生活習慣の積み重ねが影響する病気です。また、“病は気から”という言葉がありますが、いろいろな病気は多かれ少なかれ生活環境やこころの影響を受けています。高血圧も例外ではありません。高血圧の人ではライフストレス(=自分自身はストレスと感じていない日常の出来事)を健康な人よりもためこんでいるのかもしれません。このライフストレスを和らげる薬物療法として抗不安薬や精神安定剤を血圧を下げる薬といっしょに処方する治療が行われています。副作用として眠気、倦怠感がありますが、医師の指示を守って服用すれば心配ありません。降圧剤だけを服用していたときより血圧が安定するのでは?




Q 眼科で目薬を処方されていますが、飲み薬と関係ありますか?

A

関係あります。たとえば緑内障の方の場合、風邪薬・安定剤・睡眠薬・心臓の貼り薬などで症状が悪化したりする事もあります。また、点眼薬で喘息がひどくなる事もあるので、注意が必要です。

このように、外用薬(目薬、貼り薬など)でも、症状によっては飲み薬と関係する事もあるので、自分で判断せず、他院で処方された薬は必ず医師に申し出てください。




Q 栄養ドリンク剤を朝と夕に1本ずつ飲んでもいいですか。毎日続けて飲んでも大丈夫でしょうか?

A

栄養ドリンク剤に含まれているビタミン類は、他の栄養素の働きをスムーズにしますが、活力剤ではありません。栄養ドリンクを飲んで元気になったと感じる人が多いのですが、これは含有されるアルコール、カフェイン、糖分による覚醒効果と疲労回復によるものです。一時的に元気になるからといって飲み過ぎることなくドリンク剤に表示されている用法・用量を守りましょう。

各種ドリンク剤には、ビタミン類、カルシウム、タウリン、生薬成分等いろいろ含まれていますが、ほとんどのものに含まれているアルコール、カフェインについては特に注意が必要です。ほかのお薬との飲み合わせで好ましくない副作用をおこすこともありますので薬剤師にご相談ください。また、一般的な栄養ドリンク1瓶(100ml)には小匙5〜6杯もの砂糖がはいっています。栄養はお食事で補給するのが基本です。特に疲れた時など時々利用する程度にした方が良いと思います。




Q お薬は水なしや寝たまま飲んでもいいですか?

A

基本的には良くありません。
(一部例外としてかみくだいて飲むお薬もありますが…)

薬は溶けることによって、その効果を最大限に発揮できるのです。しかし、胃や腸にたどり着く前に、食道などで粘膜に張り付いて、その場で溶けてしまうようなことがあると、薬の持つ強い刺激の為にその付近で炎症を起こしたり、潰瘍ができたりしてしまいます。そのような現象を防いだり、薬をスムーズに胃まで運ぶためにも、水は少なくともコップ一杯、できればそれ以上の量を飲むことが必要と考えられます。さらに充分な水により胃への負担を和らげる役目もあるのです。

また、スムーズに運ぶことができないという意味では、寝ながら飲むことも好ましくないといえるでしょう。




Q コンタクトレンズ装着時に点眼剤を使用しても大丈夫?

A

一般的に治療期間中は、コンタクトレンズを装着したままだと症状を悪化させたり、治るのが遅くなることがありますのでコンタクトレンズからメガネに切り替えた方が良いと言われています。

コンタクトレンズは、ハードレンズとソフトレンズに大別されますが、ソフトレンズは、点眼剤によってレンズの変形・濁りや、目の角膜を傷つけてしまうことがありますので使用する際にはレンズをはずす必要があります。なお、はずして点眼する際は点眼後5〜10分以上経過してから再度装着するようにして下さい。ハードレンズの場合は、点眼剤の種類によっては装着したままで使用できることもあります。




Q 水以外の飲み物で薬を飲んでもいいですか?

A

お薬は水・白湯に溶けて作用するようにできていますので、お薬の効果を出す為にも水・白湯での服用をお薦めします。

お薬の種類によっては、一緒に飲むことで効きが悪くなったり効き過ぎたりすることがありますので注意しましょう。

代表的な飲み合わせには次のようなものがあります。

牛乳 牛乳に含まれるカルシウムがお薬の吸収を低下させ効果を弱める場合があります。 例)抗生物質(テトラサイクリン系)
コーヒー コーヒーに含まれるカフェインが薬の代謝を遅らせたりお薬の働きを妨げ、効果が強く出たり弱く出たりする場合があります。 例)胃薬、抗不安薬
グレープフルーツ
ジュース
グレープフルーツに含まれる成分がお薬の作用を強くさせる場合があります。 例)降圧剤(Ca拮抗剤)
アルコール アルコールには中枢神経作用がありますので、摂取によりお薬の作用が増強される場合があります。 例)睡眠薬、鎮痛剤、抗精神薬

 


Q 時々、市販の胃薬を飲むことがありますが、病院で処方された薬と一緒に飲んでも問題ないですか?

A

胃腸薬といっても、胸焼け、ゲップのあるときは制酸成分を含む薬、胃もたれ、消化不良があるときは消化酵素成分や健胃消化成分を含む薬、胃痛のあるときは抗コリン剤や粘膜保護剤を含む薬、胃痛、胸焼け、むかつき等のあるときはH2ブロッカーを含む薬、痛みが判断できないときは総合胃腸薬、といろいろ種類があります。

制酸成分は、一部の抗生剤や鉄剤などの吸収を妨げ、効果を低下させるおそれがあります。また、炭酸水素ナトリウムは、ナトリウムの摂取制限をしている人は注意が必要です。抗コリン剤は緑内障や前立腺肥大の症状を悪化させることがあります。

胃腸薬は気軽に飲んでしまいがちですが、購入する際は、服用中の薬があれば伝え、自分の症状に合ったものを選ぶようにしてください。また、病院にかかるときにも服用中の胃腸薬があれば医師に伝えるようにしてください。

 


Q 血圧の薬は一度飲んだらやめられなくなると聞いたのですが?

A

高血圧は、それ自体が恐ろしい病気ではありません。

しかし治療をしないで放っておき、血圧が高い状態が長く続いていると体のいろいろな臓器や血管に障害が生じ、心筋梗塞、心不全、脳出血、腎不全などの危険な合併症を引き起こします。

血圧がうまく調節されてさえいれば、このような合併症が起こらなくて済むので、高血圧と診断されたら生涯にわたって血圧の管理が必要となります。

急激なストレスや不適切な食生活、他の病気が原因で血圧が高くなっている場合は、その原因が改善されることにより血圧が下がり薬をやめられることもありますが、薬を飲むことによって血圧が安定している場合は自分勝手に薬を中止してはいけません。

 


Q 子供の発熱で病院へ行ったら抗生物質が処方されました。熱が下がったら止めてもいいですか?

A

抗生物質は体に害をもたらす細菌の発育を抑えたり、殺菌したりすることによって二次的に熱を下げる薬です。つまり発熱は、細菌が引き起こす症状のひとつであり、熱が下がったからといって細菌がいなくなったわけではありません。引き続き抗生物質を飲まないと、再び細菌が勢いを増しかねませんので勝手に中止しないように心掛けましょう。

また飲んだり飲まなかったりということを繰り返すと、細菌が薬に慣れてしまい、せっかくの抗生物質が効かなくなってしまうので大変です。

処方薬は、医師がいいというまで飲み続ける。これが大切な原則です。


Q 軟膏とクリームの違いについて教えてください

A

軟膏とクリームは効果の面では、それほど大きな違いはありませんが、皮膚疾患の状態に合わせて適したものを選択します。

クリームは皮膚への浸透性がよく、患部を乾燥させ冷却する作用がありますが、皮膚への刺激があるためジュクジュクした感じになっている場合には痛みがあったりして治りが遅くなる場合があります。

一方、軟膏は皮膚への刺激性も少なく、湿潤した病変にも、乾燥した病変にも使用可能です。また、皮膚を保護する作用もありますがベタ付き感があり使用感が悪いという欠点があります。


Q ステロイドの塗り薬は、副作用が怖くてあまり使いたくないのですが・・・。

A

勝手に使用を中断したり、医師の指示に従わずに誤った使用法を続けない限り、副作用の心配はいりません。

ステロイドの塗り薬が皮膚科医の指導により正しく使われた場合副作用が出たのは、全体の1〜5%に過ぎず、副作用が出るまでに要した期間は顔に使用した場合で平均6年、顔以外の体では平均20年という報告があります。長期間使用した場合、皮膚が赤くなったように見えたり、感染に弱くなったり、という副作用が出るということもありますが、短期で使用する場合は副作用の心配はありません。

しかし、強いステロイドの塗り薬を不適切に全身に長期間使えば全身的な副作用も出てきます。また、使用を突然中止した反動で症状が悪化してしまうこともあるので薬を塗る部位、量、期間など医師の指導をきちんと守りながら使う必要があります。

単純疱疹(ヘルペス)や、水虫、カンジダ、にきび、疥癬、水疱ができたり皮がめくれるくらいひどい火傷などに使用すると悪化するので以前もらった薬が残っていても自己判断では使用しないで下さい。医師の診断により、その時の症状にあったものを使うようにして下さい。


Q おくすりで尿の色がかわることがありますか。

A

尿の色調をかえることのある薬品例

代表的な薬品名
薬効
色調
アスベリン 鎮咳去痰剤 赤色
アローゼン 下剤 黄褐色〜赤色(尿がアルカリの時)
サラゾピリン 潰瘍性大腸炎 黄赤色(尿がアルカリの時)
ネオドパストン 抗パーキンソン 黒色
アルドメット 血圧降下剤 黒色(尿を放置すると)
ハイポジ ビタミンB2剤 黄色
リファジン 抗結核薬 赤橙色

上記の場合等、たいていは心配いりませんが、おくすりの副作用の結果として尿の色が変わることもありますので、尿の色調が変わったときは、一度医師か薬剤師にご確認ください。


Q お薬は、どのように保管しておけば良いですか?

A

お薬にも、食べ物と同じようにそれぞれに適した保管方法があります。
ほとんどのお薬は室温での保管で問題ありません。直射日光をさけてなるべく湿気の少ない、涼しい所に保管して下さい。特に梅雨時の保管には注意が必要です。蓋の閉まる缶等に乾燥剤と一緒に入れておくと良いでしょう。
子供が誤って飲まないように置き場所にも注意が必要です。

また、特別な指示があるものについては、その指示に従って下さい。

例)*点眼薬:
冷暗所の指示のあるものは冷蔵庫等に、遮光の必要のあるものは遮光袋に入れて保管して下さい。
*坐 薬:
坐薬は温度が上がると溶けてしまうので冷蔵庫等に保管して下さい。

お薬の効果を十分に発揮させ安全に使用するためには、お薬に適した保管をすることが大切です。


Q 消炎鎮痛の貼り薬でかゆみがでます。かぶれを防ぐ貼り方はありますか?

A
  1. 間にガーゼ又はティッシュを1枚当てる。(テープなどで固定して下さい。)
  2. 消炎鎮痛成分含有の貼り薬の作用持続時間は6〜8時間のものが多いので、長時間貼りつづけるのを避け、夜貼ったら朝には剥がすなどして下さい。
  3. 貼り替える時もすぐには貼り替えず、1時間以上休薬してから貼り替えるようにして下さい。

かぶれの症状が出ている時に貼り続けても、症状が悪化したり、貼ってもお薬が皮膚に吸収されにくくなります。発疹など現れた時は使用を中止し、医師または薬剤師にご相談下さい。


Q 漢方薬、食前に飲むように言われましたが、飲み忘れた場合食後に飲んでもよいでしょうか?

A

漢方薬は食前または食後の服用が一般的です。
その理由としては以前までは空腹時の方が有効成分の吸収が良いと考えられていたからです。

ただ最近、有効成分の吸収に関して食前服用と食後服用の間に意義差はないとの報告もあります。
クスリをきちんと飲むことが大切なので飲み忘れたら食後に飲んでいただいても問題はありません。


Q 便秘がひどく下剤を飲んでいますが続けて飲んでいても問題ありませんか?

A

便秘薬は大きく2種類に分けられます。

 
便を軟らかくする薬
大腸を刺激する薬
効果
穏やか
高い
副作用
比較的起こりにくい
作用強く腹痛、下痢おこすことがある
習慣性
少ない
あり
酸化マグネシウム等の塩類
「生薬」などの内服薬、「液剤」「浣腸」

効き目の弱いタイプの薬から少量ずつ使い、症状が治まったら早めに薬の使用を中止したり、使用量を減らすことが大切です。
なによりも、まずは生活習慣を見直すことが大切です。
食事は一日三回規則正しくとり、食物繊維を多く含む食品をバランス良くとる。
水分を多くとることも大切です。適度な運動を続けることも便秘の解消に役立ちます。
それでも効果がない場合に薬を使うようにしましょう。


Q 特定保健用食品ってなぁに?

A

特別用途食品のうち、食生活において特定の健康の目的で摂取をする者に対し、その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をする食品。栄養効果以外の保健効果を食品に期待するものであり、保健機能食品と呼ばれていたものとほぼおなじものです。

厚生省の審査を受けその効果が、科学的に証明された食品で健康に対して効き目があると認められた食品のことです。例えば、ヨーグルト・乳酸菌飲料・テーブルシュガー・米・粉末ミルクなどなど、これらの食品には、保健の用途・摂取量や摂取時の注意等が表示されています。

ただ、薬ではないので病気にたいする効果が認められているわけではありません。体調を整えたり、不足しがちな栄養素を補う食品として考えてください。もちろん言うまでもなく『バランスの良い食生活』が基本であると言うことを忘れないでください。


Q 食べ物の味がわからなくなったと相談したところ胃薬が処方されたのですが?

A

味覚が異常になる原因として、飲んでいる薬の副作用や亜鉛の不足、糖尿・肝障害・腎障害などの病気による場合があります。

味覚障害は亜鉛の補給をすることにより改善することが多いのですが、現在亜鉛補給の効能のある医療用医薬品がないために亜鉛含有製剤であるプロマックという胃潰瘍治療薬が処方されることがあります。(胃潰瘍の薬がすべて亜鉛を含んでいるわけではないので注意!!)

なお、効果が現れるのは早くても一ヶ月後であり、通常は三ヶ月程度様子をみます。

また、唾液の量が少なく口の中が乾燥すると味を感じにくくなると言われているので、食前に酢の物などを食べるようにするとたくさん唾液が出て味が感じやすくなる場合もあります。


Q 会社の定期検診で慢性疾患が指摘され通院することになりましたが、市販薬とのつきあい方はどうすればいいでしょうか?

A

医師は処方した薬同士が、患者さんの体内で悪い相互作用を起こさないよう慎重に配慮しています。ですから市販薬で常用している薬があれば、通院中の医師に相談して指示を仰ぐことが大切です。

たとえば、緑内障や前立腺肥大で治療中の時は、市販の風邪薬を飲んだだけでも眼圧があがったり尿の出が悪くなったりします。

又、町の薬局で薬を買う時や別の医療機関にかかる時も、必ず医師からどのような薬を処方されているかを話すようにこころがけましょう。

くれぐれも「風邪薬くらいいいだろう」なんて軽く考えないでください。


Q 赤ちゃんに粉薬が処方されました。どのように飲ませれば良いですか?

A

お母さんが指をきれいに洗って、少量の水で練った薬を子供の上あごにつけ、その後水やぬるま湯等を飲ませてください。

また少量の水に粉薬を溶かしスプーンや市販のスポイトで飲ませてもよいです。嚥下補助を目的としたゼリー状のオブラートも市販されていますが、必要に応じて服用後水を補ってください。

【気をつけなくてはいけない事】
ミルクに薬を混ぜて飲ませると、味が変わってしまい、ミルク嫌いの原因になったりするので避けてください。飲みやすくするために砂糖を加えても結構ですが下痢を起こしているときは避けてください。


Q ビタミンは、たくさん摂っても害はないですよね?

A

ビタミンは生体内で作ることができない為、通常食事から摂ります。ビタミンは水に溶けやすい水溶性ビタミンと脂肪に溶けやすい脂溶性ビタミンとに分けられます。

ビタミンB1、B2、B6、B12、Cといった水溶性ビタミンは摂りすぎても尿中に出てしまい、副作用が出にくいとされていますが、ビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンは大量に摂ると体の中に蓄積されるので注意が必要です。ビタミンAの過剰摂取で脱毛、ビタミンDでは高カルシウム血症などが起こることがあります。

薬にたよるのではなく、できるだけ食事から摂取するように心掛けましょう。また、治療でビタミン剤を飲んでいる場合も必ず指示された用法用量を守るようにしてください。


Q 花粉症と鼻カゼの違いは?

A

花粉症は花粉によるアレルギー反応でおこり、鼻カゼはウイルスによる感染が原因です。

症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりとよく似ています。花粉症の場合は、水っぽいサラサラした鼻水が長く続き、鼻や目のかゆみをともなう事が多いです。くしゃみも「くしゃみ発作」とも言われるように連続するのが特徴です。鼻カゼの場合も水っぽい鼻水が出てきますが、初期のうちだけで、だんだん粘り気が出てきます。くしゃみも数回で数日中に治ります。

気になる方は一度、医師の診断を受けてみましょう。


Q 入れた坐薬がでてきてしまったのですが、どうしたらいいのですか?

A

この場合の対処の仕方は、坐薬がそのままの形で出てきてしまった場合と、原形を留めていない場合によって異なります。

挿入直後にある程度の形を留めて排出された場合は、再度挿入しても問題ないと考えられます。しかし、挿入後約15分以後に排出した場合や原形をとどめず液状の場合は、薬が吸収されているため次の使用まで4時間以上の間隔をあけてください。

こうなる前の予防法として

  • 坐薬挿入前にできるだけ排便する。
  • 坐薬を抵抗感がなくなるところまでしっかり押し込む(小児の場合は、目安として大人の指の第一関節が入るくらいまで)。押し込まないと、排便を我慢している状態となり、排便を引き起こしてしまいます。
  • 挿入後2〜3分間はそのままの姿勢を保つ(小児の場合は、軽く肛門を押さえてあげるとよいでしょう)。
  • 挿入後20〜30分は排便を我慢すること。

このようなことを心がけることも大切です。


Q 目薬が2種類出たが、続けて使ってもいいですか?

A

2種類以上の目薬をつける時には、少し時間をあけて使ってください。
まず、1つ目の目薬を点眼し、軽く目を閉じたり・目頭を軽く押したりします。
(このときはまばたきを繰り返したり、目を閉じてまぶたの上をマッサージしてはいけません。せっかく点眼したお薬が目から早く出てしまいます。)
そして、『5分間』を目安に時間をあけてから、次の目薬を点眼してください。
1日数回使う時は、食事時間を使用して食前・食後等に決めて点眼してもかまいません。

目薬を使う前は必ずよく手を洗ってから、そして点眼容器の先が指先・まぶた・まつげに触れないように十分注意してください。
目からあふれた液は、そのままだとかぶれてしまうこともあるのでティッシュ等できちんと拭き取ることも忘れないで下さい。


Q 風邪でかかったのに、とてもたくさんの薬をもらいました。
これほど多く必要なのでしょうか?

A

市販の薬は、予想される風邪の症状に合わせ何種類かの薬が予め配合されています。それに比べ医療用の薬は一つの錠剤やカプセルに1種類の薬剤しか入っていないことがほとんどです。
病院では個人個人の症状に合わせ必要な薬を決める為、種類が多くなってしまうこともあります。
数多い薬にもそれぞれ意味がありますので、指示通りに正しく服用することが大切です。


Q コレステロールが高いとどうなるのですか?

A

コレステロールは中性脂肪やリン脂質とともに、血液の中に存在する血清脂質のひとつです。コレステロールは胆汁酸やステロイドホルモンの原料となる、体にとって不可欠な成分です。しかし過剰のコレステロールは動脈の内壁にたまり、欠陥をふさぎ動脈硬化の原因となります。動脈硬化は狭心症や心筋梗塞・脳梗塞・大動脈瘤・眼底や腎臓の障害など、さまざまな病気の引き金になります。
その為、高いコレステロール値を下げることが、これらの病気の発症や再発の予防につながるのです。

高脂血症は遺伝的な体質や、食べ過ぎ・運動不足・飲酒などの生活環境がその原因となっていることが多く、薬物療法も食事療法や運動療法の上に成り立っています。
薬の力だけに頼ることなく、日常生活の改善も継続しましょう。


Q 医師からもらう薬と、市販薬はどう違うのですか?

A

「市販薬」は、一般の人が自分の判断で使用しても効き目や安全性が確認されている薬として、薬局・薬店で販売されているものです。セルフケア(自分の健康を自分で管理し軽症の病気やけがは自分で治療すること)の手段となる医薬品です。

「医療用医薬品」は、医師が患者の体質や症状に応じて処方します。ですから、指示通りに処方薬を用いていれば病気も早く治りますが、それだけ強い薬が処方されます。専門的な病気の治療に使われるものは全て医療用医薬品です。

最近は、医療用医薬品と同じ成分が「市販薬」に転用され、薬局で買えるようになっています。(スイッチOTCと言われています)よく知られているものに胃酸の分泌を抑えるH2ブロッカーなどがあります。それらはもともと医療用医薬品だった為、市販薬の薬剤師によく相談した上で服用してください。

また、用法・用量は必ず守り、医療機関に受診するときは、服用中の市販薬について申し出るようにして医療用医薬品と重複する事のないようにしてください。


Q 病院でもらう薬にも有効期限ってあるの?

A

あります。
包装に記載のないものに関しては、特別な指示がない限り、通常 錠剤・カプセルは半年くらい、点眼などは開封したら約1ヶ月、水剤、粉薬など調合された薬については、処方日数内が目安です。
しかしこれは未開封で正しい保管状況での話で、温度、湿度、遮光状況によっても違います。

いずれにせよ処方日数内に服用が望ましいので、古くなったものやいつ開封したか不明なものは処分しましょう。


Q ジェネリック医薬品ってなあに?

A

ジェネリック医薬品とは、後発品とも言われる新薬(=先発品)の特許の有効期限が切れてから製造販売される医薬品です。
先発品と「薬の名称」は異なりますが、同じ有効成分、効能、効果を備えており、低価格です。
品質、有効性、安全性についても十分確認された安全な医薬品です。


Q 日焼け止めを使いたいのですが、どんなものがありますか?

A

日焼け止めには2種類あります。

  • 紫外線を吸収するもの
  • 紫外線を散乱させるもの

紫外線カット効果をあらわす指数があります。

  • SPF:紫外線B波からお肌を守り、日焼けを防ぐ効果の指数
  • PA:紫外線A波お肌を守り、しわを防ぐ効果の指数

日常生活での紫外線対策にはSPF15程度で良いと言われています。
お肌に合うかどうか、紫外線をカットする効果をポイントにお選び下さい。


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